ロルフィングを初めて知った方へ


 ロルフィングを知らない方へ

ロルフィングが何かを知らない方向けに、さらっと理論や他の整体などとの違いなどについて書いてみました。

まずはちょっと堅苦しいですが、身体の調和のはなしを少し。

ロルフィングのロゴは、、ブロックが積み重なったような構造ですが、実は違う。

ロルフィングは体の構造をそんなふうにはみていません。

 

テンセグリティーモデル

カラダはブロックを積み重ねたような構造にはなってはいない!(ロルフィングのロゴはブロックだけど、、実は違う。)

それは、テンセグリティーモデル。

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この構造では、上を下が支える構造にはなってません。
”棒と糸の張力”で全体がバランスしている構造。(人体では棒=骨、糸=”筋膜”としてバランスした構造と捉えます)

筋膜の適度なトーンを取り戻すこと。
すると、ふわっと広がりを持った体の構造は、全体が整う。

 

重力が浮力となる

潰れた構造から、広がりを持つ構造になるとき、重力が浮力になる!

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一般のブロック構造では、上の構造物を下の構造物で支えています。重力に耐える。。構造です。しかし、テンセグリティーモデルでは張力がお互いに全体を支えている構造ですので、重力が浮力となる!

ロルフィングは重力が潰す力から浮力に転ずるセオリーを持っています。
それが、ロルフィングの『レシピ』に書かれています。

 

全体性

ロルフィングは”部分”を変えようとか治そうとはしません。

なぜなら、無駄だから。すぐ元に戻ってしまう。

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どうしたら原因を解消できるのか?

テンセグリティーモデルの、糸(筋膜)の張力をみてみると、
どこかが「過緊張」になって、どこかが「弛緩」して、、構造が”潰れて”しまっている。



目指すのは、

潰れたり歪んだりしていない、綺麗なテンセグリティーモデルになること。



がっちり固めたブロック構造ではなく、
柔軟性と回復力のある「レジリエンス」のあるテンセグリティー構造。

ストレスを受けにくく、受けたとしても受け流せる構造となる。

 

レシピ

全体をくまなく”順番に”施術する。

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1〜10回、各回で何をするのかが決まっている。

  体は、ふわっと広がり、適度な張力で均質化して安定する。
重力は体を押しつぶす力ではなく、
浮力に変わる。

 

ロルフィングだからできること 

一般のマッサージや整体ではできず、ロルフィングならできるのはなぜか?

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※ 問題の部分を変えても、過緊張と弛緩が増えるだけで全体が調和をしない。

※全体が調和するためには、、不調和の原因が「全て」扱われるように、体のあらゆる部分、全体を施術する必要がある。

※全体の調和を生み出す「理論」が必要
→ロルフィングには身体調和のための『レシピ』がある!

 

トラウマワークとピーター・リヴァイン博士

『トラウマとは、出来事そのもににはない。神経系を巡る未解放のエネルギーである。』

 体からのアプローチであるトラウマワーク(SE)の創始者はロルファーでした。

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トラウマとは出来事にはなく、体に残った衝撃のエネルギーです。
出来事を扱ってても意味はないのかもしれない?
 
最近では、心理療法の世界ではソマティックエクスペリエンス(略してSE)というトラウマワークが安全で早いと評価が高くなっているようです。
それは、心や感情、思考ではなく、体からトラウマの解消にアプローチする方法。
その創始者であるピーター・リヴァイン博士は元々ロルファーだったため、ロルフィングの業界でもSEは知られています。
※詳しくは「トラウマワーク」ページなどご覧ください。

 

直線的ではなく、全体性。

体、こころ、人間の存在とは、、原因と結果が直線的な関係にはなっていないようです。

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テンセグリティーモデルのように、
どこか一箇所の負荷は、全体に波及し”相互に支え合って”います。

全ては繋がっている。

問題を解決しようとしてフォーカスしてもキリがない。しかし、体の全体が調和した時、全体に含まれるその問題は自然と解消してたりする。
それが
体からのアプローチ、感情や思考が介入する以前の、、最も根源的な治癒の世界。

  

わたしの願い

他の多くのボディワーカーやセラピストさん達と同じように

わたしも紆余曲折ありましたし、いろいろやってきました。そこでわかったこと、やってきたこと、、多くの間違い、真実とそれに近いもの。

そこから、世の中に役立つことがたぶんたくさんある。知っている。

ロルフィングを通して、、伝えたいことがあります。

本当のことはなかなか伝わらない、世の中に隠されて保存されている。

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絵はさらっと描いた、施術中に手の中で感じていること。

 


よくある質問

  • セッションの間隔について、どのくらいのペースで受けるのがいいの? 

とくに決まりはありませんが、一般的には、1週間(または2週間)に一度くらいのペースという方が多いです。遠方の方など1ヶ月に一度という方もいらっしゃいます。

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ロルフィングはセッション後の日常でも体が変化していきます。都合により半年以上空いた方もいらっしゃいましたがとてもいい感じで変化していらっしゃいました。

 

※少なくとも3日は空けた方が良い

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ただし、少なくとも3日間は期間を空けた方がいいです。施術は受けて終わり、ではなく、日常でも変化のプロセスは続きます。構造的な面では、新たな体の状態で日常を過ごすことで、重力の影響を受け体はさらにバランスを変えていきます。ロルフィングでは「重力がセラピスト」と言われる所以です。そして、代謝などつまりが取れ流れが出てくると滋養と解毒のプロセスが始まります。そういった体の治癒力の面では、少なくとも3日間は体の自己調整の力による変化は続いていくといわれます。

 

※期間による効果の差

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効果の差については、とくに期間が空いたからといって効果が落ちるということはないように思いますが、できるなら初めは1週間に一度くらいのペースで通い、ご自身のペースがわかってくると2週に一度くらいのペースに変えてみる、というような形がいいかと思います。

もちろん、月に一度くらいのペースでも効果が落ちると言うことはないと思います(遠方の方など月一で施術していても、とてもいい感じで変化していっています。

 

※コミットできる期間

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ただ、施術者として、週1〜2週に1度くらいのペースがいいのでは、という理由ですが、それはロルフィングは全10回で完結するシリーズである、ということです。その最大の特徴は、その期間は人生の中で一度きり。そして、それは「変容のための特別な期間となる」ということです。まるで、トンネルの入り口へ、、プロセスを辿り、、出口に到達する。という、、これまで知られていなかった「世間から隔絶された不思議の場所」、というイメージです。

ご自身を見つめる、気づきを得る、学びを得る、ということに興味があり、ロルフィングのこの特別な期間があるのだとしたら、その間は、ここに参加する、という意志をもち、コミットする。週に1〜2週に1度くらいのペースがロルフィングに集中できる、という意味で環境を作りやすいかと思います。もちろん個人差がありますので、月一度でも意志があるのならよいかと思います。(遠方の方は、既に遠方から通うという時点でコミットされているので、月一度程度でも十分環境が作られている気がします。)

 

  • 他のマッサージなどを受けているけど、ロルフィングの期間中は受けない方がいいの?

もちろん、必要なものは受けていただいても大丈夫です。これまで問題があるとは思ったことはないです。

 

※ただし施術の方向性が違う場合がある

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ただし、わたしのロルフィングの特徴は、自己治癒力を促す、体に備わった力が発揮されるように待つ、というスタイルですので、他で受けるマッサージなどが体を矯正したり、何かを入れ込んで変えようとするタイプのものですと、逆方向になります。

わたしの施術の方向性は、体が過去に受けた外力や感情的な衝撃など作られた歪みが、体の自己調整の力で、必要なことが自然と起こり、今出ていくことができる歪みの衝撃が自然と出ていくのを待つという方向性です。他のマッサージなどが外力などを体に入れて矯正している場合は、その外力も出ていく方向になると思います。

 

※コミットできる施術

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あと、施術の期間の話と重複しますが、ロルフィングの10回完結の期間にコミットする、という意味では必要な施術やセラピーは受けていただき、必要のない施術でしたら受けない方がいいかと思います。※痛みの治療など、ほかの施術やセラピーが必要な場合は、ご自身で判断してください。