たとえば、自然界の法則

バイオエナジェティックの世界は、自然界の法則、自然界の秩序を司るモノに沿う施術です。自然界の法則に従うと、治癒が起こる。たとえば、川と大地の再生の話に似ている。


  • 何も乱さない
  • 自然界に従う

人間のやりたいことをやらない。自然界を見てごらん、人間の介入は混沌と破壊を産む、その時は良くても。思い通りなどならない自然界。自然界には秩序があり、それを変えることは人にはできない。

自然界を真摯に観察すると、見えてくる秩序。自然の秩序に従うと、人間の力など比較にならない全ての働きの協力を得られる。


人間のこと、自然のこと。

 

人間の意図が自然界を破壊するが、

 

自然界を真摯に観察し、”自然界の秩序”に沿えば、、『何も乱すことなく』回復する。

 

**

 

それは、どの世界にも突き詰めていけば共通しているようで。たとえば、大地の再生の矢野智徳さん。(『杜人』てドキュメンタリー映画がある。)

 

自然界を観察すると、直線はない。蛇行曲線をとる。川の流れ。

 

一方、人間は、やりたいことをやる。コンクリートで固めて、直線に。

 

U字溝、、。すると、地下への浸透はなくなるし、流れはとまり淀む。ドブ臭くなるし、ドヨンとした空気になって、実際に空気まで停滞する。

 

しかし、自然界を観察し、そのの秩序に沿うように。→ U字溝の中に、蛇行曲線をつくる!

 

すると、停滞していた流れは、流れ出し。

 

波紋ができる。

 

やがて水は透明に、空気も通り抜け始める。

 

**

 

写真は、上野原の講座が行われる建物の脇にあるU字溝。

 

(講座では、もっとでっかい淀んだ臭うドブを20人くらいで、蛇行曲線つくって、、という作業しました。2時間くらいで清流に代わっちゃいました。)

 

蛇行曲線を描くように、石や土を配置し、自然界に倣って『しがらみ構造』を作って安定させる。

 

(土だけだと流れていっちゃうので、木や石などなどをしがらませるように配置する。(←自然界はそうなっている。))

 

すると、流れが生まれ、、あとは、その流れが、”治療”する。

 

やがて苔が生え、魚や生き物がやってきて、その流れが加速していく。

 

それは、人間の力を遥かに凌ぐ自然界の力、、すべて、人間がやらなくて良い。あとは、自然界が、つづけていく。

 

人間は、やりすぎないこと。

 

(たとえば、ある講座では、藪を切って風が通り抜けるように、空気の流れを確保する、という作業のときのこと、、がんばって、結構必死に藪を切り開き通り道を作ろうとしてたら、、矢野さん曰く、”人間が全部やらない。あとは、風が続きをやってっくれる。”自然界は圧倒的な力。)

 

**

 

蛇行曲線により、流れが清流に代わった。変化は連鎖し続いていく。。やがて、コンクリートは割れて地下への浸透がはじまるのだという。そして、周りの建物の湿気なども改善していく、、。変化は波及していく。

 

友達の知り合いの家、傾いたんだけど、床下に竪穴を掘るなどの大地の再生の手法で環境改善したら、傾きが直ったんだって。←友達の友達だから、たぶん、本当の話。

 

**

 

自然界を真摯に観察し、それに従うのはバイオダイナミクスや、バイオエナジェティックも一緒。

 

何も乱すことがない、から、気が付かない。大袈裟なわかりやすい変化は、その時は良くても、、矛盾が出てくる。だから、それはしない。

 

**

 

人間の体も一緒。流れが止まっているところが流れ出す。あとは、体の秩序、生命の力が続きをやっていく。人間の意図など到底及ばない。自然界の圧倒的な力。それは、何も乱すことなく、継続し続いていく。。

 

人間のやりたいこと(意図)をするのではなく、自然界に従うこと。

 

↑バイオエナジェティック・オステオパシーの説明、たとえばこんな感じかしら。

 

 


人間の意図は負の連鎖を生む


U字溝の症状(表出した問題)

  • 水が淀み停滞している
  • ドブ臭い
  • 周辺の空気がドヨンと淀む
  • 場の雰囲気が気持ち悪い
  • 隣の建物が湿気る、害虫(G)が出る
間違えた対策(人間の意図をやる)
  • ドブ掃除、土砂をキレイにさらう
自然界で起こる結果(人間の欲求は矛盾を産む)
  • 土砂がなくなると?それを埋め合わせするように、上流の土砂が流出しすぐにまた同じように土砂がたまる。
  • 上流の土地が痩せる、負の連鎖が止まらない。予想外のことまで派生する。
  • ヒートアイランド、洪水。
  • ダムを作る。さらなる負の連鎖。
  • 都会の地下に大排水路を建設する。地下への浸透が止まり、一気に海へ。海への赤土の流出、サンゴが死ぬ。酸素が減る、温暖化。止まらない負の連鎖。
  • 人間の思考は、全ての要素を含むことのできない限界、限定的なもの。
  • 人間のやりたいことをやると、混沌を生む。破壊が起こる。予測不能。
自然界の法則(秩序)に従うと健全の連鎖が生まれる


人間の意図、思考は使えない。では、どうする?正しい意図の使い方があるのか?

  • 自然界を真摯に観察すること
  • 自然界の秩序に従うこと
  • 自然界の法則に完全に従う、という"意図"を使うこと。


自然界に従う(人間のエゴを捨てる)

  • 自然界を真摯に観察し、自然界の法則に従い、蛇行曲線を描くように配置する。
  • しかも、その配置(人間のすること)も人間のやりたいことや人間の理屈ではなく、自然界に沿って、自然界に倣って配置する。
  • やりすぎないこと!(やりすぎは、人間の矛盾を持ち込んでしまう)
  • あとは、自然界に任せること
 
自然界の法則に従うと、変化がおこる
  • 停滞していた水が流れ出す
  • 流れが続きの仕事をやつてくれる
流れが生まれると、癒しが起こる。(健全に向かって進んでいく)
  • ドブ臭い匂いが消える
  • 澱んでいた空気が流れ出し、場が変わる
  • 水面に波紋ができてキレイ
  • 生き物がやってくる、その生き物の活動がさらなる健全化に繋がる
  • 藻や草が生えてくる
  • やがてコンクリートが割れてくる
  • 地下への浸透が始まる
流れは人間の力など遥かに超えていく
  • 24時間、365日、10年、百年、千年休むことなく継続していく
  • 流れが更なる変化を導く
流れは健全へと進んでいく
  • 予想外のことまで整っていく
  • 隣の敷地の環境まで改善していく。Gがいなくなる。湿気がなくなる。草や植物が元気になる

"流れ"が治療する

バイオエナジェティックの基本は、”流れが治療する”ということ。

人間の介入は矛盾と混乱を生むので、人間は意図を入れない、邪魔しない。いらんことしない、足跡を残さない。

キッカケを与えるんですか?とたまに聞かれますが、そうではない。キッカケの与え方があるとしたら、それも自然界に従う。何処に触れるか、それも自然界に従う。どこに触れようと思うか、というキッカケもこちらから与えるのではなく、自然界から与えられる、あるいは、指示される、見せられる、読み取る。全て自然界の指示に従う。

自然界の秩序に従うと、流れが生まれ、その流れが治療する。健全の連鎖が始まる。

矛盾が起こらない。

施術者は人間の理屈や頭の理解、やりたいことや要求、クライアントの要求、きもちや、自分の要求や気持ちから離れ、捨てる必要がある。

感情や理屈のその先にある自然界の秩序が見えるところまで降りていく。