バイオエナジェティック・オステオパシー

バイオエナジェティックの世界観を絵で書いてみましょう。絵本のようなファンタジーや比喩として読んでみてください。（※絵のページはこちらに移動しました。）

　文字では表現できない世界

（※絵のページはこちらに移動しました。）

あら、やっぱり。文字では意味通じないですかー😁

同じ方の結果についての感想。ま、よかったんではないでしょうか。😊

　バイオエナジェティックの施術で起こること

回復の力は内在する

”流れ”が繋がりを回復すると、あとは体が治癒を続けていく。

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治癒の流れ。その一例を、見てみましょう。

• 切断してしまった指が繋がった。

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あるお子様が薪割り機で指を切断してしまった。緊急の手術でくっつけたがつながるだろうか？

手術後できるだけ早く、というなかで出張しバイオエナジェティックで施術して来ました。

指は無事繋がり神経もつながりました。医師も驚くような回復。

バイオエナジェティック・オステオパシーとは何か？

• ４本抜けた歯が、繋がった。

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あるとき、顎を洗面台にぶつけ４本の下の前歯が抜け落ちた女性、翌日歯科医に抜けた４本の歯を入れてもらった。手でぐいぐいと。
歯医者が言うには、切れた神経はつながらないので、茶色く変色する。（そして歯が抜けるまで）保って2年だと思う、と。

しかし、歯は４本とも白いまま、4年が経った。

何が繋げたのか？

フロー（流れ）が治療する。

上記の例のように、切断され回復不可能とされるようなことが、回復するのはなぜでしょうか？施術者が”治した”のでしょうか？いや、そんなわけありません。施術者にはそのような”能力” はありません。

• 体の生命力

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切断された指や歯の神経が回復したのは、施術者の力ではなく、体の自然治癒力のためです。

”体には健全に常に向かう力が働き続けている”というのが、バイオエナジェティック・オステオパシーの基本原理です。その生命力（＝自己治癒の力）が働くように施術者は生命力（＝健全）と向き合います。

• 治そうとはしない。

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体を癒すのは、治癒させるのは、体に備わる生命力（＝健全）です。

施術者の能力など役に立ちません、、もし（！）施術者がその能力（＝意図）で介入しようとすると、、自然治癒の流れから外れた”余計なこと（＝人の”意図”は、自然の摂理／秩序に必ず矛盾する。）”はその治癒の流れを妨げてしまう。

仮にその治癒の流れ、超繊細な流れを施術者の”意図（余計なこと）”が邪魔したとしたら、指は、歯は、繋がらなかったでしょう。

必要なのは、自然界の秩序（生命力の治癒の方向）に完全に沿うこと。

• 自己治癒とは、フロー（流れ）

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体の治癒力が働くことで、回復する。という原則の元で施術をしています。その回復力とは？それを、ここではフロー（流れ）と言っています。

それは、なんの”流れ”なのか？いろんな側面がありますが、ひとつには”代謝”の流れです。体は代謝なしには生きていかれません。滋養を得て、老廃物を排出する。酸素、二酸化炭素、などなど。代謝（流れ）が我々を生かしています。それが途切れたのなら、繋げる必要があるでしょう。

しかし、バイオエナジェティックの施術者は、もっと精妙な流れを知覚し、施術しています。ソレがつながれば、あとは体が自己治癒を続けていきます。

　オステオパシーとロルフィング

わたしのロルフィングでは、バイオエナジェティック・オステオパシーの手法で施術されます。軽く触れるだけ、一体何してるの？オステオパシーて何？

写真だと読みにくいので、こちらに文字で書いときますね。p202,203〜命の輝き　フルフォード著〜

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自分が大いなる進化のなかにいると気づいたとき、人はどう変わるのだろうか?

たとえば、その人は弾むように軽やかに歩くようになる。たえず自然の美のエネルギーを吸収しているからだ。たとえまわりが自然に無関心な人たちばかりという環境にいても、ささやかな自然にひそむ細部の美の多様性に感動し、こころを打たれるようになる。そして、自然とのつながりはますます強く、豊かなものになっていく。

その人はまた、自己を表現することによって進化をかたちにあらわすようになる。自己の内なる健康を外部の世界と交流させるようになる。人を助けることに喜びを見いだすようになる。もとめられる前に、すすんで手をさしのべるようになる。健康であることの大切さは、ただ自分のためだけではない。自分の健康はある意味で、すべての生き物の健康と進化につながっているのだ。われわれはともに、この世界を分かちあって生きている。あらゆる生き物が平等に、宇宙の力に頼って生きている。だから、地上に生きる目的のひとつは、われわれすべてがひとつの存在であるという事実に気づくことにある。世界から孤立し、かつ健康であることはできない。進化した社会では、人は自分を愛するように敬意と関心と配慮をもって他人を愛する。自己の想念パターンにたいする高い制御力をはっきりと外にあらわす。他人が自分を思いやってくれる以上に他人に思いやりを示す。というのも、人が他者のなかにつくる否定的な想念は、その当事者だけではなく、社会全体にとって有害なものだからである。進化した社会では、人は地球にもっと敬意を払うようになる。人間の健康が地球の健康に支えられ、自然のなかにあるエネルギーが人間のなかにあるエネルギーであることを知っているからだ。

最後にわたしの予言をひとつ。人類はふたつの衝動のあいだでひき裂かれている。ひとつは進化の衝動、もうひとつは破壊の衝動だ。もしこの文明の兵器と汚染によって絶滅させられてしまうことがなければ、われわれはきっと進化のより高い段階にのぼっていくだろう。われわれが発する波動の周波数は高くなり、生命力を敏感に感知する人がますますふえていくだろう。われわれは身体的にも精神的にも、より健康になっていくだろう。人びとはもっと思慮深くなり、自己の本質を受けいれ、肩の力をぬいて生きるようになるだろう。小さな変化はすでにはじまっている。その変化を大きなものにしていくためのただひとつの道は、あなた自身が自分を大切にすることである。肉体的にも、精神的にも、霊的にもだ。自分の健康のために配慮し、行動することはすべて、あらゆる人、あらゆる生き物の健康に寄与することにつながるのだ。

　はじめに

体の現実って？

からだって、目で見て手で触れられるものだけが現実でしょうか？皮膚、爪、肉体。解剖したら骨だって内臓だってある。現実です。しかし、心は見えない、精神も見えない。魂だって、もっとわからない、あるのか、ないのか？スピリット。しかし、ある種の人はそれはあると思っているし、ないと思っている人もいる。

見えない世界は「ある」のか？

ケンケンガクガク、、学者が世界中から集まって会議をしています。世界中に集められたネイティブアメリカンの伝統やお墓を暴いて持ち去られた先祖たちの骨、それを収蔵しているヨーロッパやアメリカの博物館。それらはどこに帰属するのか？誰に権利があって、いつの時代まで遡るのか？ケンケンガクガク、、学者たちが議論しています。そこに、ネイティブアメリカンの代表と参加していた古老がひとこと『なぜ、あなたたちは魂の話をしない？』会場は水を打ったように静まり返った。

魂は、あるのか？

魂やスピリットは存在するのだろうか？神様とか仏とか存在するのでしょうかね？しらん。近代、現代は、それらは「ない」ことになりました。科学万能。見えないものは排除して「ない」こととする。それで、うまくいきました。人間の力は増大し、強大になる。どんどん勢力を拡大してきた。自然界は破壊され、失われ続けている。現代、人間は危機を迎えた。もう、自然界はこの世界、人間の世界も支えられない。空気は汚れ、水は汚れ、食べ物は汚れた。電磁波、人工音、人工物、、人間は気が狂い出した。十分な睡眠、神秘の世界に触れることもできなくなった。回復できない。自然界に沿っていれば、そこから滋養を与えられ、魂は復活する。眠れない。柔軟剤の匂い、耐えられない、、しかし、そこにいなければ、逃げられない。。人間は、西洋の世界でやってきた。見えるものだけ、しか存在しない世界。限界。かつての日本人は何をしていたのだろう？（よく知らんけど。）万物に神を見ていた？全ての存在、石や木、あらゆるものにまで魂が宿ると見ていた？物を大切にした。自然界を敬った。するとどうなる？精神的な充足と安心と、癒しと回復を自然界から頂いた。見えない力。見えないけれど、あるよね？誰でも、自然の中、小川の綺麗な水の流れ、音、木漏れ日、月、、そんなものに力をもらえることを知っているでしょう？なぜ、知っている、わかるのか？それは、身体感覚で、知覚しているからわかる。見えないものも、ないものも、あるとわかる。魂はあるのか？神は宿っているのか？（しらん。）けど、そのように、昔の日本人が感じていた世界を、また感じてみるとどうなるか？思い込みや、考えではなく、それを、知覚してみる。たとえば、今生きていることについて、、神社や何かの存在を大切にしているのなら、そのことについて、感謝の念があるのなら、（いや、なくても？）手を合わせてみる。感謝。すると、どうなる？？？？変化が起こる。変化を起こすのではなく、変化を「何かがいつもとちがう」ことを感知する。具体的にどうなるか？いつもは、日常を過ごしていて、なんかフラフラ、地に足がつかない。料理していても、部屋を歩いていても、何かしっかりとしない。それが、手を合わせ、感謝。その時の”身体感覚”を失わずに持ち続けていると（神様に、手を合わせている感覚を思い出しながら歩いていると）、「あれ？」地に足がついている。しっかりしている。。そのように、具体的に、体が変わる。体が変わると、心が変わる。「ない」ものは、あるかどうかわからないけれど、神社、神様に手をあわせるだけで、体が変わる、自分が変わる、何か別のものに変わったのではない、自分を取り戻す。それは、人生が変わる。神はあるのか？魂はあるのか？あるのかないのか知らんけど、「ある」。

物理学

量子力学、の世界では物理現象を観察しているとき、、観察社の意図により実験結果が変わる。ということが起こります。二重スリットの実験が有名ですね。物質は、粒子として振る舞うのか、波として振る舞うのか？それが、観察者の意図によって変わる。ただのモノとして、存在するとしていた世界観が、科学の分野でももう変わってしまった。

　体の現実はどうなっている？

神様に手をあわせるだけで、体が変わる。カラダの現実って、もうちょっとちがうレイヤー（層）になって全体として存在しているのかもしれない。３つの世界観を、見てみましょう。シュタイナー、バイオダイナミクス、バイオエナジェティック。

シュタイナー

シュタイナーの世界観はあんまりよく知らないのですが、クライアントさんの中にはシュタイナーの学校にお子様が通っている方がちょくちょくいらっしゃいます。その方たちと話をすると、よく通じる〜。シュタイナーの世界では、カラダの現実を、たぶん、肉体（エーテル体）、アストラル体、メンタル体、というように説明しているようです。肉体の周りに、より密度の薄いアストラル体がある。そして、その周りにさらに密度の薄いメンタル体がある。というように。（ちなみに、オステオパシーのバイオダイナミクスはシュタイナーのバイオダイナミクス農法とは全然関係がありません。）

　バイオダイナミクス

バイオダイナミクスから見た体の現実

オステオパシーのバイオダイナミクスでは、カラダの現実を３つの層と、さらに、その先に何もない領域があるとします。（バイオダイナミクスではエネルギー的な表現は一切使われません。たとえば、チャクラとかエネルギーとかアストラル体とか、スピ系っぽい用語は使われません。）

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※クラニオセイクラルは一部を抜き取ってしまったので、ゾーンA,B,Dしかない（クラニオセイクラルではそれぞれをゾーンA,B,Cという）。治療の始まる本質の世界、ダイナミックスティルネスが抜け落ちている。治療を支えるゾーンCもない。

• ゾーンA

肉体、物質。施術では直接扱うことのないカラダ。レート（リズム）がある。早い。いわゆる肉体のレベルです。

• ゾーンB

液的なカラダ。代謝、感情。より密度は薄く液体的な振る舞いをする。中心軸から体の周りに広がる。レートは２〜３回/分。（アストラル体に相当すると言われる。）

※施術者は、具体的な身体感覚で、レートを知覚します。時計を見ながら、そのリズムを知覚することができます。具体的に。あります。

※このカラダは、代謝と関連します。澱んでいたり、ずれていると健全から離れている。それらが、綺麗に透明になり、元の正常な位置に帰ってくると、健全になる。

※感情と関わる。

※現代人はこの領域に病変が多いと言われる。

• ゾーンC

施術の場、そのフィールドを支える存在。個人の体とは別です。

• ゾーンD

気体的なカラダ。自然界。密度は薄く気体的。中心軸から水平線にまで広がりを持つ。レートは1回/100秒。（メンタル体に相当すると言われる。）

※施術者は、具体的な身体感覚で、レートを知覚します。時計を見ながら、そのリズムを知覚することができます。具体的に。あります。

※この体は、自然界のリズム。

• ダイナミックスティルネス

静寂、空。知覚が変わる。生命の源。レートがない。一定の流れ。ここから本当の治癒が始まる。個人を超えたところ。コントロールのできない領域。

※ゾーンA〜Dまでは、個人の範囲、パーソナリティのレベルです。個々人によってちがう体。しかし、その先には密度のない世界が広がっている。それが、ダイナミックスティルネスと言われる領域、ここにも境界ははっきりしないが段階があるという。

• エタニティ（永遠）、HEALTH（健全）、BREATH OF LIFE（生命の息吹）

ダイナミックスティルネスにある生命の源、そして、その先に至る段階。たとえば、エタニティ、それを通り抜けると、生まれ変わってしまう。自分は、新たにその本質に立ち返り、もう体は入れ替わっている。HEALTH、健全。決して損なわれたり目減りすることはない、生まれた時から死ぬまで、病の時でもこころを病んでいても、決して失われてはいない。我々の本質。失われたり損なわれたりしているように見えるのは、パーソナリティのレベル（ゾーンA,B,D、特にB）にある病変や歪みによって、その本質の光が遮られているだけ。回復とは、健全の光が（覆っている病変を解消することによって）再び現れてくること。BREATH OF LIFE、創始者の方がキリスト教なのでそのような表現になったか、我々を生かす力。それは、外側からやってくる。それが、癒し、生命の力を与えられる。どこかからやってきて我々を生かす力。春になったら花が咲く、そうさせるもの。同じものが我々を生かしている。

• 病変の解消

あるひとつの病変は、ゾーンA,B,Dそれぞれに存在し、繋がっている。その原因はダイナミックスティルネスとゾーンDの境目にある。解消するためには粗い領域からはできない、より繊細な密度の領域からしか届かない。だから、ダイナミックスティルネス（真の静寂）からしか、治療はできない。

※ダイナミックスティルネスからしか治療のできない、世界観。それは、つまり、人間の意図では治療のできないということ。（ダイナミックスティルネスでは、意図は使えない。コントロールはできない。意図を使おうとすると弾き出される。入ろうと思って入れる領域でもない。自然界をコントロールすることはできないでしょう？ここにこの風を送って、ここに水を流そうと計画することはできても人間の意図は必ず矛盾を起こし、破壊し混沌を生む。全てをコントロールはできないでしょう。コントロールのできない世界、調和、自然界の秩序、に従うのなら、コントロールを捨て、失い、なにもできない存在にならなければならない。何もできなくなって初めて、自然界の秩序に従うことができる。）

• 病変は全体を支えている

病変を作ったのもは、健全です。健全とは生命の叡智、生命力、ダイナミックスティルネスにあるものです。それは、人のコントロールできないもの。物理的であれ、感情的であれ、体が外部からの衝撃を受けた時、その衝撃のエネルギーが全体に波及し、システムが崩壊しないように健全が働きます。その衝撃のエネルギーを一点に凝縮し、全体から隔離し、そこに配置します。歪み、病変は全体を守っている。その病変により、全体は支えられている。バランスをとっている。生命の叡智です。その病変を、都合が悪いからと人間の知能による判断で取り去ってしまうと？全体を支えていた点が失われ、全体は崩壊します。その場は良いように、都合の良いようにできても、やがて、別の形で問題は噴出し、何が原因かわからずまた対処が必要でしょう。どんどん混沌としていく。

• 施術者のありかた

生命の活動は、人間のコントロールできるものではありません。自然界の秩序を乱すと、やがて混沌が始まります。自然界の秩序に完全に従うこと、コントロールを手放すことが大前提です。何が治癒するのか、何が治すのか、施術者（人間）ではありません。施術者には何の力もない。ただ、自然界の秩序が、あなたの体を癒すのです。それは、あなたの内側にあり、外側に満ちているもの。BREATH OF LIFE、ETERNITY、、。そのとき、施術者は何もできない存在、透明な存在として、働く。ただただ、自然界の秩序を観察し、それに従う。何もしない、何もできない。透明な手。足跡を残さない。

　バイオエナジェティック・オステオパシー

バイオエナジェティックはバイオダイナミクスから派生したものですが、同じく古い時代のオステオパシーから継承されたものです。バイオダイナミクスと全く同じものですが、バイオダイナミクスと比べると、よりエネルギー的な観点、スピリチュアルな世界を説明に使います。（バイオダイナミクスも最高度のスピリチュアルなものですが、用語としてスピ系のワードは使いません。）

※スピリチュアルといっても、一般に見られがちなスピ系とはちがい、すべて、身体感覚で知覚されるリアルを比喩として表現しています。身体感覚のない、イメージや想像は一切（！）使いません。

• すべては、既にそこにある。

バイオダイナミクスやバイオエナジェティックでは、外部から何かを入れ込んだり、追加したり上書きしたりは一切しません。内側に、すべては、健全は、全く損なわれずにそこにあるのです。生まれた時から死ぬまで。そして、ダイナミックスティルネスから先にある生命の本質は、もしかしたら死後も続くのかもしれません。（それは、しらんけど。）だから、施術者が、理論や理屈を体に投影することはいっさいできません。すべての”正常”なものは、内側にあるのです。（そしてそれは、外側にも満ちている。どこかからやってきたもの。BREATH OF LIFE）

• 施術の方向性

全ては、完全なものは、内側にある。だから、施術の方向は、外側から情報（施術）を与えることは一切ない。施術の方向は、内側から外側へ、つまり、内側の光を遮る病変を解消し、その光が外側にまで満ちてくるように、という内側→外側の方向をとります。ですので、施術者は何も遮らないことが大切になります。つまり、透明に、意図を消す。

• 完全なものは内側にある

バイオダイナミクスの語源は、胎生学にあります。受精卵から赤ちゃんに発達する段階の学問です。一般には、受精卵は遺伝子によって内側から生えてくる、とされますね。しかし、超マイナーな胎生学に「バイオダイナミクス」という分野があります。それは、遺伝子により内側から生えてきたのではなく、外側から何らかの力が働き、そのガイドに従い細胞分裂し成長発達してきたと、実験室で観察されました。その実験室での観察と、古いオステオパスが手の中で感じていた外部からの力が一致したのです。外側から働きかける力、スティルネス（静寂）、BREATH OF LIFE。細胞分裂したら、その間に隙間ができますね。二つの細胞の間には隙間がある。二つに分裂したからスキマができたのか？それとも、はじめにスキマの潜在力があって、それをガイドに細胞は二つに分かれたのか？バイオダイナミクスの世界では、はじめにスキマがあった。スキマにはスティルネス（静寂）が満ちていた。それは、外側からやってくる何らかの我々を生かす力BREATH OF LIFEと同じもの。ダイナミックスティルネスで満ちている。大人になってもそれは体の内にあります。施術は、外側から施術者が治そうと意図するのではなく、既に内側にある、そのスティルネス、潜在力に触れることなのです。

つづく。（その他の世界観はこちらのページをどうぞ。）