トラウマワーク
わたし自身、20歳前後の二年間を引きこもりでいたり、2010年のブラジルでのロルフィングトレーニングunit3でトラウマを指摘され不合格(条件付きの合格、合格するまでに3年半ほどかかった。)になったり、トラウマには興味がありました。
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ロルフィングの最終トレーニングでブラジルに行ったのですが、講師が心理の専門家であったこと、SEという神経系のトラウマワークのインストラクターでもあったことから、コミュニケーションが取れないほどトラウマが多かったわたしに、合格の条件として勧められたのがSEというトラウマワークでした。
もともと、ロルフィングを初めに知ったのもトラウマ解放に興味があったからです。(一部では、筋膜にトラウマが溜まるとされ、ロルフィングはトラウマワークとしても一部には認知されていたりしました。※ロルフィングは心理士ではありませんので、精神的な病に関しては素人です。専門家を受診してください。)
以下は、SEの初級トレーニングに参加していた頃の知識をもとに書いてみました。SEとは、ソマティックエクスペリエンスというトラウマワークです。
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わたしが受けていた2011年〜13年くらいのときは、日本にセラピストは2人しかいませんでしたが、心理の世界では早くて安全という認識らしく、現在では数百人のセラピストさんがいらっしゃるようです。
ポリヴェーガル理論とトラウマ化のしくみ
トラウマについての興味からロルフィングへ辿り着いた方へ。
こちらの「トラウマワーク」ページを参考にどうぞ。
参考動画:11分40秒くらいから。これほどのエネルギーが神経系に閉じ込められ巡り続けている。
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↑ヘリ🚁に追いかけられたしろくまが麻酔銃を打たれ、目覚める時に神経系に閉じ込められたエネルギーを解放している動画です。
体に残ったトラウマの衝撃は、言葉や感情では届かない脳幹にアクセスする必要がある。 身体感覚、体からのアプローチ。思考や感情で上書きしようとしても、背景に常に巡り続ける膨大なエネルギー。それで日常を生きるのはしんどい。常に危機モードで、、イライラしたり、落ち込んだり。神経系の活性化エネルギー状態と対応している、かもしれない。
エネルギーを解放する必要があるけれど、一気にやるとさらにエネルギーが追加される。過去を見ようとすると、あるいは、感情を見ようとするとさらに活性化が高まりエネルギーを追加してしまう、再トラウマ化。多くのトラウマワークは逆方向に行くようです。
解放で放置しないこと。解放で放置すると崩壊する。解放と同時に、統合されるワークが必要です。ロルフィングは”統合”のワーク。バイオエナジェティック・オステオパシーは解放と同時に統合が起こるワーク。
※精神疾患のある方はボディーワークの対象ではありません。専門家の治療を受けてください。ボディワークを受ける場合は医師の許可が必要です。
ピーター・リヴァイン博士はSE(ソマティックエクスペリエンス)の創始者で、ポリヴェーガル理論をもとにトラウマワークを確立しました。彼は元ロルファー(ロルフィングの施術者)でもあったので、ロルフィングの業界ではSEは知られた存在です。
なぜ、一気に解放するトラウマ解放ワークは”いい感じ”がするのか?しかし、悪化するのか。それも、後ほど説明しようと思います。
トラウマ化する神経系の仕組み
トラウマは脳幹に残ります。脳幹にアクセスするためには、思考や感情では届きません。身体感覚を使いアクセスします。のちほど、解放の原則についても説明しようかと思います。
一般に言われる副交感神経は、②背側迷走神経と③腹側迷走神経のことです。
②背側迷走神経と③腹側迷走神経は、それぞれ支配する領域が違います。たとえば、呼吸や心臓などは腹側迷走神経の視界領域です。
トラウマの解放について