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大地の再生と体の再生(?)

 

 

先日の矢野智徳さんの

大地の再生講座、12月4日でした。

 

その日は、

矢野さんがラジオを聞いてたら

中村哲さんの命日だったそうです。

 

 

矢野さんと中村哲さんは

同郷の人で

アフガンで水路を引いていた医師の中村哲さん、

いつかお手伝いしに行きたいと思っていたんだそうです。

 

中村哲さんはアフガンで、

矢野さんは日本列島で

大地の再生をしている。

 

 

 

 

 

大地の再生講座で

色々見聞きしたこと体験したこと

を書いておこうと思い

書いてみてます。

 

 

 

 

参加者は40人くらいいてはりました。

 

 

 

 

**

 

 

 

 

いろんなバックグラウンドの方きてはりました。

その空気感が、

 

いいんです。

 

 

ひとたちが、集まってきた。

 

 

 

脈がつながる。

 

 

 

空気の通り道、水の通り道。

 

 

 

表層5cmの

つまりをとると、大地は循環し、

再生する。

 

 

 

(理解はしてないので、なんとなく僕の印象で書いていきます。

本当のことは、矢野さんから直接きいて、

ご自身のフィールドで、体の周りにある叡智の液体で、聞いてください。)

 

 

 

でっかい重機をいれて、

頑張るより

小さな移植ゴテ(20cmくらい?のあの、一般的な片手で庭いじりするちっちゃなスコップ)で

人の手で、小さな作業をするほうが

 

ずーっと威力があって、効果的で

すばらしいんだそう。

 

 

 

40人の人が、数時間、

このちからは、すごい!

 

ほんとにすごかったです。

 

 

えーっ!と圧倒されるような

大きな対象に対して、挑むのではなく、

 

 

脈をつなげる。(脈を”つなげる”、ていうてはったかな。脈を”通す”というのとはちょっとニュアンスちがうかな。。”通す”doingの努力ではなく、すでにそこにあるものを”つなげる”って感じなんかな。)

 

 

自然の力を借りる。

それは、ひとのできることの

何十倍、、計り知れない力が働き始めます。

 

 

 

 

作業をしていて、

もっとも印象的なことは

ぼくにとって、

 

 

 

敷地の周りの金網にそって

藪化して、(それにも役割がある。)

密集した藪があるところがあって、

 

過去3回の講座で

ずいぶん変わってきてるらしい

 

それに、

 

風を通す、、風の通り道

脈を通す、ということを

 

藪を鋸ガマで、

手で、刈って、、。

 

 

この、すごい密集して、

大変な箇所、、。ここに

風を通すように、、

 

 

と、矢野さんに質問してみた。

 

 

 

『挑まない』こと。

 

 

 

固く密集した、

藪、

そこに分け入り、刈り、

自分の思い通りに

道を通す、、と。いうのは、タイヘン!

 

 

それに挑むのではなく、

 

 

その周り、、その隣、、

すこし、風の道がある、

脈が、、少し藪が緩んでいるところ、

 

 

そこに、脈を通す。

 

 

そんなに頑張らなくて良い

 

 

 

少し、、

向こうが透けている箇所がある。

 

 

自然のままに、変にやりすぎず、

風が通るように、、向こうにつながるように、

脈を通す、、

 

 

やりすぎず、、

 

あとは、風がやってくれる。

 

 

いい感じ。

 

 

時間が経ち、

風が続きの作業をしてくれて、

 

 

 

あの密集していた藪は、

自然と緩んでくるんだそう。

 

 

 

そしたら、次の作業ができる状態になるんだろう。

あるいは、何もしなくても、風が働き、

そのまま風が通り抜けていくかもしれない。

 

 

 

 

硬いものに挑まないということ、

問題に挑まないということ、

 

その周りに、

隙間があって、そこに脈を通すということ。

自然と、風が働き

硬いものは柔らかく、、

解消していく。

 

 

 

 

**

 

 

 

地上一万メートルの

大気圧。

 

 

 

地表にかかる圧、

その大気が、働き、脈が通る。

 

 

垂直方向の

 

 

 

地表5cmに詰まりがあり

それを通すと、

地下までずーっと

 

流れが通る。

 

 

 

和歌山県の温泉施設のある地域に

水の研究施設があるんだそう。

 

 

地下50mからポンプで水を汲む。

3年くらいでポンプはダメになり部品交換するらしい。

 

18アンペアから15アンペアに落ちたら

替え時。

 

 

2時間の大地の再生、

表層に、点穴(てんあな)を開ける。

 

移植ゴテ、20cmくらいの片手で

扱う小さなスコップ、

 

 

地面に数センチ、

穴を開ける、

 

 

2時間の作業、

 

 

その後、水野研究所の方は

奇跡が起きたという。。

 

 

地下50mのポンプの

アンペアが15アンペアから18アンペアに

回復し、

 

水質も改善したんだそう。

 

 

たった、2時間の

大地の作業、点穴をあける、

2〜30人での手作業、

 

 

地下50mにまで

通っている、地表での作業。

 

 

 

**

 

 

 

そのあと、木の周辺に

放射状に点穴をほったり、

 

そして、、

 

 

めーっちゃ硬い

地面、、道みたいになってるところ、

 

 

あれ、だれも

点穴空けてない?

 

 

その周りに、

穴は空いてるけど。。

 

 

その場所には後から参加してたので

参加者の方に

聞いてみると、

 

 

 

そこはめーっちゃかたいから

周りに、点穴開けて、

置いておくんですって、

 

 

時間が経ち、雨風、、

自然と柔らかくなってくる。

 

 

 

『挑まない』

 

 

 

大変なところも

頑張って、風穴開けようと、

がんばりがち。

 

 

 

そうじゃないんだね。

 

 

 

 

ボディワーク、体と同じ。

 

 

直線ではなく

やりたいこと、今結果をみることではなく、

 

 

脈を通す、

 

 

あとは、自然の力が

1万メートルの大気圧が、風が、微生物が、動物が、(もっと大事なこと3つあったけど、わすれた。)

やってくれる。

 

 

 

 

それは

人間のやること、意図、、より

桁違いの力。

 

 

 

 

ボディワークでは、同じ手法を勉強していても

考え方の違うひとも

やっぱりいてはります。

 

 

 

”医療”をしたいのか、それとも、”治療”をしたいのか?

 

 

 

今、ここに結果を出したいひと、

治療家と患者さん、

ここの問題の箇所に、治療の効果がくるように、、、。

そのように徒手で治療する。

 

ここに治療の効果がやってくるためには、

観察が必要。そこに人の意図、注意を向けておく。

すると、そこに治療の効果が起こる。

 

そこに、治療を起こしたいのは

だれか?

 

治療家がそうしたい。

患者がそうしたい。

 

体は?

生命の力は、どうしたい?

 

 

そこに、いま、治療の効果が起こることは

治療家や患者の望み、、。

 

 

でも、今そこに

流れを向けることは、

 

本来の向かっている、

今、別の場所に治癒を起こしている流れを変えてしまう。

 

 

それに対して、

体は、抵抗しなければならない。

 

 

結果を求めるのは

人間の、治療家の、患者の、、思い。

 

思いを満たすことで、

治療家はうれしい。

患者はうれしい。

 

 

では、体は?

体には何が起こってる?

 

 

本来の向かっている

治癒の流れは変えられ、

 

それに対処しなければならない。

 

 

今、そこ(問題の場所)がよくなったことに

治療家は満足し、

患者は満足する。

 

 

お互いの思いを満たす、

医療。

 

結果が、今見えることを

望む、医療。

 

 

 

 

。。。

 

 

治療は?

 

癒えるということは?

満足ではない、

今の治療家と患者の

思いを満たすことではない、”今”、結果を見せることではない。

 

 

今変わったことの大きさではない!

 

 

 

治療家が、見ているのは、

流れが、、脈がつながり、

フロー(流れ)がつながり、拡大し、安定して

続いていくこと。

 

 

綺麗に流れ、

全体が落ち着いてきたら、

 

 

それが、治療の

目的を、、今の治療を終えるとき。

 

 

あとは、

流れが治療する。

 

 

『挑まない』

 

 

桁違いの、

施術者や人間の意図や

やりたいことなどとは

桁違いの、力が働く。

 

 

自然の力、

生命の叡智の力、

 

 

それを導くのが

治療。

 

 

だから、結果は、”今”みえないことは

多い。(すぐ治ることも、もちろんよくあること。)

 

お互いの、満足

施術者の満足、患者の満足、

のためには

やらない。。

 

 

治療、

 

 

体の治療、大地の再生、

フロー(流れ)が治療する。

 

 

 

**

 

 

 

 

『挑まない』

 

 

隙間がある、

助けがある。

 

 

脈を見つけ

脈を通し

 

 

フローが通り抜けていく。

 

 

 

治癒が起こる。

 

 

 

 

**

 

 

 

 

敷地の外は、

南側に一方通行の道路と

自転車や歩行者の道路、

 

堤防になっていて、

河川敷。

 

その南に

川が流れている。

 

 

コンクリートのブロックが

川に置かれ

流れを調整している、同じ形、同じ大きさ。

 

 

 

そして、その下流には

石が堆積している、

 

泥をかぶって汚れている。

 

 

本来は清流であるはず。

 

 

自然に堆積した

石の大きさは、

大きもの、中くらいのもの、小さめのもの。。

 

 

3つくらいの

大きさにわかれているが

 

 

 

その大きさは、3つに

だいたい平均されている。

 

 

特別大きいとか小さいとか

外れたものはない。

 

 

 

そのように、自然は

調整している。

 

 

 

皆違っていて

まざっているが

でも、

全体で調和して、

平均している。

 

 

 

調和。

 

 

 

 

コンクリートのブロックは

皆一様、

全て同じ大きさで、

整列されて配置されている。

 

 

 

音が、ちがう。

声を張り上げないと聞こえない。

 

 

自然の石の堆積した川は

普通の声で会話できる。

 

 

このコンクリートブロックを

穴を開けて、流れを通せば、、?

 

という質問がでた。

 

いや、タイヘンやん、

その上流に、

流線型になるように、

有機物を配置する。

 

 

と、改善するんだそう。

 

 

 

。。

 

 

 

敷地に戻り、

移植ゴテで点穴を開ける。

 

 

施術者仲間と

少し話をする、、

 

 

木を対話すると、

どこに点穴を空けたらいいかわかるよ、だって。

 

 

 

そのひとの見立てと

私の見立て、

 

 

ここに空けたら、いい!

というのが、ちがう。

 

 

 

どちらかが、ちがうのか?

わたしの感覚、、自信ない、、

このとき、マインドが働き、どんどんズレる。

 

施術も同じ、

 

身体感覚とハートの静けさの感覚に

戻る。

 

 

点穴を開ける、

 

 

たぶん、見立ては違うけど。

合っている。

 

 

 

後で考えて思うのだけど、

河原の石と同じで、

 

 

矢野さんもいうてたけど、

点穴を開けるのは、

頑張らず、自分のペースとタイミング、

呼吸がらくに、作業するといいらしい。

 

 

それぞれ、40人の人が集まれば、

それぞれのタミング、それぞれの

場所、で、点穴が生まれる。

 

 

それは、個々人は違うんだけど、

みんなが作業すると、

平均化され、一様に、、全体として調和する。

 

 

皆違っていて、

調和する。

 

 

 

わたしと施術仲間の

点穴の見立て、ちがう。

 

 

穴の開けかた、ゆっくりじっくり深めに空けてはる、

わたしは、リズムに乗って、

早めで、浅めに掘っている、心地よく、

疲れない、、どんどん!元気になっていく。

 

 

 

深さも数も大きさも

違うので、同じ木の点穴の

見立ても変わるのはあたりまえ。

 

 

 

ボディワークでも

勉強しようとする人は

同じ見立てになることを求めたり、

あるいは教える側は同じ答えをもとめることが

おうおうにしてあるけど、

だいぶんその意図が弊害になっている気がする。

 

 

自信のある、結果を出す

信念のある教える人ほど

学ぶ側は大変なんだね。

 

 

だったらどうやって教えるか?

現象ではなく、

その中心にある真実、、

マインドではなく身体感覚を通して、、

その出所にあるものを

感知するような、そんな学び。

 

 

 

 

**

 

 

 

 

ちょっと休憩があって、

お汁粉とか出してくれた。

 

 

 

敷地の反対側にも

点穴を開けよう、、という作業。

 

 

 

過去3回で、敷地内の脈は繋がり、

今回は、川にまで脈を繋げよう、

というのがテーマだったらしい。

 

 

 

敷地の次の作業、、

 

 

 

 

矢野さんが、

棒でツンツンしてると

 

 

泉が湧いた。

 

 

泉から、小さな川になって、

敷地から

川に脈がつながった。

 

 

 

**

 

 

 

物置の手前に、

ぬかるみが。。

 

 

 

 

 

管理してはる人は

なんでやろ?

雨上がってもぬかるんでる。。

 

 

 

そばの井戸を埋めたらしい。

枯れた古井戸、自然と埋まっていたのを

完全に埋めて撤去したらしい。2月くらいに。

 

 

すると、

 

 

行き場を求めて、

 

敷地の反対の小さな川から

地下水脈の

水がやってきていたらしい。

 

 

ツンツンしたら、

 

泉になって、

 

小さな小川になって、、

敷地を下る溝を掘り、

 

地面にひび割れが起きている

箇所まで水が引かれた、

 

 

このひび割れは、

南の大きな川につながっているらしい。

 

 

敷地と川が

脈で繋がった。

 

 

 

泉が湧くってあり?

次行った時

どうなってるか見てみたい。

 

 

 

**

 

 

 

敷地は、道路や堤防で隔てられ

植木鉢状態、そとへ川への

脈が繋がるのは難しいと思ってはったらしい。

 

 

そしたら、泉が湧いて、

脈がつながった。

 

 

 

実際その場に行って、

作業をつなげていくと、

みていくと、

 

 

そういうことが

起こってくるんだねえ。

 

 

 

ボディワークでは

それは、導きに従う、

 

 

ていうかも。

 

 

 

 

**

 

 

 

最後に、石垣島で

宿とダイビングしてる

クラスメイトがいるんだけど

 

 

 

農場や酪農からの

赤土の流出が止まらず、

雨降ると海が真っ赤。

 

珊瑚が死んじゃう、、

 

 

 

それについて、

さらっと質問してみると

 

 

全然改善できるでー、て感じでした。

たぶん、ほんまに

いけるんちゃうか?